ポケモン・サン&ムーンに向けて!
ポケットモンスターの新作、サン&ムーンの発売日が迫って参りました!初代からずっとやり続けていた身としては、「あぁ、まだまだ新作が出るんだなぁ…」という安心感と、新しい冒険へと高まる期待で(そして不安で)もう胸がいっぱいいっぱい!です!
さて、もしかしたらこれを機に、「流行ってるみたいだし軽くやってみよっかなー…」「赤緑以来だけどいっちょやってみっかー!!」と考えている方をいるんじゃないでしょうか。しかし、もしかしたら「昔やったけど良く分からなくてやめた…」「フェアリータイプってなn…メガシンカって何!?」といったことがネックで躊躇いのある方も…。
そういうわけで、過去作から追加された要素の中で結構大きい物や、冒険を進めていく中で詰まりにくくなるようなコツとかを、この記事の中で幾つか紹介していければと思います。
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まず、過去作からの変更点や追加要素を見ていきましょう。
かなり大きな変更点もありますが、「ぶつり」「とくしゅ」の使用などはより直感的になっているので恐れることは何もありません!
(なお、個々の特性の詳細などといった細かい部分はポケモンWikiなどの方で…!)
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その1 タイプ
現在タイプの種類は初代からあく・はがね・フェアリーの3つが増えて全18タイプ、これらの内から1つないし2つのタイプをそれぞれのポケモンは持っているわけです。
そしてポケモンの放つ技にもこのタイプがあるわけで、上の表の相性に従って与えるダメージが大きく変化します(2倍、4倍、0,5倍、0倍)。自身のタイプと使う技のタイプが一致している時にも技に1,5倍の威力補正がかかるのも重要なポイントです。
また、例えば『くさタイプは「ねむりごな」や「やどりぎのたね」といった技が効かない』『はがねタイプはどく状態にならず、「すなあらし」のダメージも受けない』といった、タイプごとに固有の技に対する耐性などもちょくちょくあったり…。
正直、表を丸々覚えるのは大変ですが大体は感覚で何とかなったりするので、引っかかった時だけチラッと確認すれば多分大丈夫でしょう!時々、見た目とタイプが全然一致しないようなポケモンも出てきたりしますが…!!
ゴースト/じめんタイプ フェアリータイプ
ちなみに、フェアリーが割と最近になって増えたタイプでイマイチどのようなポケモンか想像しにくいですが、妖精だったりリボン、お菓子といったファンシーグッズをモチーフとしたようなポケモンだったりがここにカテゴライズされています。
最近になってフェアリータイプになったポケモンも
その2 「ぶつり」と「とくしゅ」
技のダメージを決定するパラメーターなどについてなのですが、これは初代から大きく仕様が変わっています。
まず、ポケモンの能力を決めるステータスに「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「とくこう」「とくぼう」「すばやさ」の6つがあります。この内の「とくこう」「とくぼう」は他のゲームでいう所の魔法攻撃力、魔法防御力のようなイメージで大丈夫でしょう。初代ではこの二つは一纏めに「とくしゅ」というステータスで表されていて攻撃力も防御力も一括してこれの数値を参照していたのですが、第2世代の金銀からはそれぞれ分けて表されるようになりました。
そして、ポケモンの技にもタイプ意外に「ぶつり」「とくしゅ」の分類分けがされていて、それぞれ字面通り「ぶつり」が「こうげき」、「とくしゅ」が「とくこう」の値で与えるダメージが決まるわけです。この「ぶつり」「とくしゅ」の仕様も昔は今とは違っていて、タイプによって技が「ぶつり」か「とくしゅ」かが決まっていたので、例えばかくとうタイプの技は全部物理技、ほのおタイプは全部特殊技といった感じでした。今のように技ごとに「ぶつり」か「とくしゅ」かが分けられるようになったのは第4世代と呼ばれているダイヤモンド・パールからです。
その3 とくせい
第3世代、ルビー・サファイアから追加された要素に「とくせい」といものがあります。これはポケモンごとが持っている個別の能力で、例えばゲンガーは「ふゆう」の特性を持っているので弱点であるはずの地面タイプの技が効かず、ゴーリキーは「ノーガード」の特性を持っているのでお互いの攻撃が必ず命中するようになります。
「ふゆう」……みたいだけど、「がんじょう」や「じりょく」「アナライズ」
また、同じポケモンでも別々の特性を持っている場合があって、アーボックの場合は相手の攻撃力を下げる「いかく」と、時々状態異常から回復する「だっぴ」の特性を持っているものの2種類がいます。最近は3種類目の「かくれとくせい」と呼ばれるものを持ってるポケモンも増えてきていますね。
当時は片方の特性がもう片方の上位互換だったなんてものも…
その4 性格と基礎ポイント
どちらも冒険を進めるうえで特別影響のある要素でもないのですが、これによって同じポケモンでも能力値にそれなりに差が出るので頭の片隅でも入れておくと吉です。
性格はどの能力値が上がりやすいか上がりにくいかに影響し、全25種類の中からランダムに決定します。影響を与える能力はステータス画面で確認でき、上がりやすい能力はピンク色、上がりにくい能力は青色で表示されるようになっています。どれぐらいの差が出るかというと補正があるかないかで1,1倍、100だったものが性格によっては110と90になるわけです。
この20の差は小さくないですが、捕まえたポケモンの能力と性格が噛みあっていなかったときは、レベルを上げて補うか目当ての性格が出るまで粘るかはあなた次第…!
中には予想の斜め上を行く育て方をする変態達人さんも…
基礎ポイントとは、ポケモンを倒した時に経験値と一緒に特定の能力値に入るポイントのことで、例えば攻撃力の高いポケモンを倒すとこうげきに幾つか基礎ポイントが入ります。ブロムヘキシンやインドメタシンをあげた時に上がる数値もこれですね。
獲得できる基礎ポイントには限界がありますが、これがあると通常よりもその能力値が高くなり、一点特化でポイントを割り振れば目に見えて違いが出てきます!(ただし、能力ごとに割り振れるポイントは決まっており、一点特化でだと2つの能力に割り振り終わると獲得できるポイントが限界に達します。)
X・Yからはスパトレというミニゲームで基礎ポイントを獲得したり、どの能力にどれだけの基礎ポイントが入っているのかを確認できるようになっているので、この基礎ポイントを意識した育成のハードルがかなり下がりました。
意外に燃えます…!!
ちなみに、ポケモンの能力に影響するステータスには他に個体値というものもあるのですが、これを確認できるようになるのは大体ゲームクリア後なのと、理想値を目指そうとすると果てしないことになる等の理由でここでは割愛することにします…。
その5 メガシンカ
それが!メガシンカ!!
ウヒョ~! ウヒョ~~!! ウッヒョ~~~!!!
……ゴホン。
メガシンカとは、特定のポケモンにそのポケモンに対応した道具を持たせることで戦闘中に任意に行うことができる進化のことで、戦闘が終わると姿は元に戻ります。
( + )×=
アブソル アブソルナイト キーストーン メガアブソル
メガシンカしたポケモンは非常に強力なのですが制限もあり、一度メガシンカさせるとその対戦中は他のポケモンはメガシンカできなくなります。つまり、メガシンカできるポケモンがパーティーにたくさんいても、実際にメガシンカできるポケモンは一匹だけというわけです。
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上に挙げたような物の他にも、「過去作から能力値や覚える技が変わったポケモンがいる」「わざマシンが使い捨てじゃなくなった」「がくしゅうそうちが仲間全員に経験値を配分するようになった」などといったような変更点があります。(見落としているものも含めれば恐らくもっと…)
そして、サン&ムーンでは「ポケモンライド」「リージョンフォーム」「Zワザ」など更なる要素が盛りだくさん!もう、ドキドキが止まりません!(ここで書いたことが早速役立たずにならないかどうか的な意味で!)
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次に、ゲームを攻略するうえでのポケモン選びの目安になりそうなことを、幾つか紹介したいと思います。
人のポケモン選びにとやかく言うのは流石に無粋なのでは…と、思ったりもしましたのですが、しかし、自分自身1度、他のRPGゲームのノリで最初の1匹だけで「オラオラァ!」と突き進んでいたら最後の最後で詰んでしまった…と、いったことがあったので、もうこの際書いてしまうことにします…!
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その1 3匹くらいを目安に育成しよう
育てるポケモンの数が少なければ、経験値は1匹のポケモンに集中的に入ってレベルもバリバリ上がります!しかしその分、タイプ相性の悪い相手を相手取らなければいけないリスクが増え、最悪正攻法では突破できないなんて事態にも…。
なので、なるべく行き詰まるのを避けるためにも、「足りないなぁ…」と思ったタイプのポケモンを時々手持ちに加えて、最終的な手持ちが3~4匹になるようにポケモンを揃えていくのがベストでしょう!3という数字に特別深い意味がある訳ではないのですが、3匹いればまずどんな相手にも相性のいいポケモンを繰り出せるはずです!
その2 攻撃力重視で選ぼう
耐久型のポケモンよりも攻撃重視のポケモンの方が攻略においては便利です。「やられる前にヤレ!」理論もそうなのですが、敵を早く倒せる分経験値を稼ぐ効率が良いのでグングン育ちます!
…しかし、いかに攻撃力オバケといえども殴る前にノックアウトさせられては意味が無いので、素早さそれ以下も第2判断基準としてよく見ておきましょう…!
その3 強そうなポケモンを選ぼう
強そう!…と言われも、どんなんか分かるかーい!と返ってきそうですが、いくつかその目安になりそうなものを挙げて行こうと思います!
※ここは殆どノリで書いているので、話半分くらいに聞いてください…
・戦ってみて実際強かったポケモン
相手にして強かったなら自分で使っても強いの理屈。戦ってみて手ごたえを感じたポケモンは、頑張って捕まえて手持ちに加えてみましょう。
実際かなりの安定感
ただし、その強さがハイリスクハイリターンな技や、いやらしい補助技から来てるものの場合、妖怪「敵の時は強いのに自分で使うと何故か弱い」状態になりやすので注意です…!
・ゴツくて且つ、攻撃的な見た目のポケモン
デカいは強い!大きさと能力値は大体正比例するので、そのようなポケモンは概ね安定して戦うことができるはずです!
勿論例外も…
ただ、耐久力はあるけど攻撃力のないポケモンの場合、敵を倒しきれず被弾する回数が増えて結果的に低耐久のポケモンよりもダメージを負ったなんてこともままあるので、大きさだけでなく爪や牙があるか、ビームは撃てそうかどうかなどといったことも判断材料に加えるといいかもしれません…。
でも、耐久一本なムッチリ系はそこまで多くないみたい?
・ビームを撃てそうなポケモン
上にもチラッと書きましたが、ビームを撃てそうなポケモンは覚える技の受け皿が広く、その分相手の弱点を付いて攻撃できるのであらゆる場面で役に立つ…かも。
みず、エスパータイプに多い印象です
ポイントはビームビビビッ!よりも、破壊光線ズバババーンッ!な感じのポケモンを選ぶことです。後者の方が「実はそのビーム撃てない…」といったことが少ない(気がする)ので、そういったポケモンを選んじゃいましょう!
ビビビッ? ズバババーンッ?
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以上が攻略するうえでのポケモンの選びのコツです。
ですが、ポケモンのプレイスタイルには様々な物があり、例えば、手持ちは3匹くらいが丁度いいと書きましたが、逐一戦う相手に有利なポケモンを捕まえて、何匹ものポケモンを入れ替えながら進んでいくというやり方もあります。
攻撃力重視がいいとも書きましたが、格上の相手と戦うときには耐久型のポケモンの方が戦いやすいですし、また、シリーズによっては出現するポケモンのタイプに偏りがあったりするので、結果的に相性を無視してでも手持ちを増やした方がいいという場面もままあります。
ダイヤモンド・パールに出てくる野生のほのおタイプはこのポニータだけだったり…
ここで書いたものは飽く迄も「効率よく進める」「詰まる可能性を減らす」ためのもので、繰り返しになりますがポケモンには様々なプレイスタイルがあり、それぞれに異なる遣り甲斐やドラマ性が生まれるゲームです。
なので、出来ればまず自由にポケモンの世界を楽しんで、それでもし、その世界に入りきれなくてゲームにつまずいてしまった時は、ここに書いてあることをチラッと浮かべてゲームのクリアに役立てていただければ幸いです。
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もっとも、最近はNPCから貰えるポケモンで色々と事足りちゃったり!?しちゃったりするんですけどね(泣)!!